この度の東北関東大震災にあたって現地で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。また一人でも多くの方が無事に救出されますことをお祈りいたします。
3月11日は、読売新聞と企画していました「ソーシャルメディア勉強会」の第1回目のセミナーの当日にあたり、大地震が発生した午後2時過ぎという時間は、まさにスタート直前で参加企業の皆様が到着する時間にあたりました。会場となっていた読売新聞の9階会議室には、すでに着席していたかた、そしてちょうど1階の受付ロビーに到着したかたと、次々とメンバー企業のご担当者が集合されていました。
そろそろスタートというまさにその時、巨大な揺れを感じました。私が人生で経験した最も大きな地震で、フロアにまっすぐ立っていることもできませんでした。
地震にあった場所が新聞社であり、セミナー用にPCやネット環境、プロジェクターが用意されていましたので、それからは刻々と拡大する地震の被害、特に巨大津波の発生によって街が次々と破壊されていく、およそ信じられないような悲惨な状況をその場の全ての人が声もなく凝視していました。
イーモバイルのPocket WiFiが全く支障なく接続できて、またツイッターがまったく落ちることなくサービスを提供し続けたことが、とてもありがたかったです。
結局、その日の「ソーシャルメディア勉強会」の第1回目は中止となりました。今後代替をいつ実施するかはこれから関係者が検討して決定することになります。
当日、読売新聞社に参集いただいた皆様は、状況が少し落ち着いた事を見計らって東銀座を後にされましたが、交通機関が完全にマヒ状態になりましたので、大変なご苦労をしながら家路(帰社)されたことと思います。皆様無事であったと聴いております。何よりでした。
かくいう私も、東銀座から自宅のある浅草雷門まで徒歩で帰宅しました。私の場合たいした距離でなくて幸いでした。
昭和通の歩道を北に向かって大勢のビジネスマンが明るく淡々と歩いているシーンはとても心強い気分になりました。
今回の勉強会のために用意していた資料のなかで、ソーシャルメディアが人間の生活にもたらす影響についての事例として、チュニジアやエジプトも革命のケースを紹介しましたが、今まさに我々が体験している状況こそがもっとも雄弁にソーシャルメディアのパワーを語っていると感じています。
そして私ならびにデジタルマーケティング社として、被災した皆さんに対しどのように役立っていくことができるか、考えていきたいと思っています。