ソーシャルメディアと教育に関して

ソーシャルメディア時代、世の中の役に立つ会社になるために

 ソーシャルメディアが世の中に普及するにしたがって顕在化してきた問題があります。ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアは、それを利用する個々の人々の自覚如何に関わらず、その個人の情報収集力と発信力を飛躍的に高めてしまいます。それは時として、当人の想定を遥かに越えたレベルになることがあるのです。

 ですから普段家庭や学校や会社の生活の中で、何気なく行動したり囁いたりしていることが、ひとたびソーシャルメディアを介してネットの世界に発信してしまうと、知らずに人を傷つけてしまったり強烈な批判にさらされたりと、予期せぬ大事件に繋がることがあります。つまり聴きたくない話が耳に届き、他人に聞かれたくないような独り言が万人に向けて発信されてしまうという危険性を孕んでいます。

 

 それではソーシャルメディアの時代では、人はどのような態度でネットと接すればいいのでしょうか? ネットの世界において、よりよい人格とはどのようなものなのでしょうか? これは決して簡単な問いと答えではありません。例えばある日突然、人々に翼が生えて来たらどのように生活すればいいのかくらい難しい問題です。

 ここでは特別な教育のプログラムが必要だと私は思っています。本来、人は生まれてからずっと、家庭、学校、会社とその都度、年齢や経歴に合わせて、人生の先人から生活する上で不可欠な知識や礼儀作法や常識など様々なことを教えてもらいます。しかしインターネットやソーシャルメディアに関する分野の常識や生活知というものは、一体誰が教えてくれるのでしょうか? 1990年代に使われ始めたインターネットと2010年頃に普及してきたソーシャルメディアを両親や学校の先生や会社の上司は、経験の蓄積だけでは十分に教えることはできないのです。

 今に生きる私たちが一人の生活者として、またあるときは企業人として、ソーシャルメディアを活用してよりよいコミュニケーションを行なっていくためには、どのような事に留意して行動していけばいいのはいいのか? ソーシャルメディア時代を幸福に生きるためには、一体どのようなスキルと成熟が必要なのか?

 

 私は(株)デジタルマーケティングが、この答えを常に考え、発信できるような会社でありたいと考えました。

 ソーシャルメディアに関する教育やトレーニングの分野において、誠に微力ではありますが、世の中の役に立てるような仕事をできる会社になろうと考えました。このような分野でご一緒にお仕事ができるような新しいチャンスが生まれることを期待しています。第3期のデジタルマーケティングも気合を入れて走ってまいります。