「あけおめ」ツイートが「バルス」を超え2013年が始まりました

 米国ツイッター社は2013年1月1日午前0時時点の世界各地のツイート記録を添付のようなグラフィックで発表しました。それを見ると、「UTC+9」という日本や韓国が含まれる時間帯において、1秒当たりツイート(投稿)数(TPS:Tweets per second)は 3万3,388TPS ! 昨年、アニメ『天空の城ラピュタ』のテレビ放送時に過去最高2万5,088TPSを叩き出した「バルス」を大きく上回ったそうです。画像をみると世界中でも年明けと同時にツイートする人はアジア圏に多く、特に日本と韓国を含む時間帯(というか日本が)突出して多いです。

 「あけおめ」のコミュニケーションはかつては自分の部屋の電話(かなり古いな)で、そして携帯電話で、さらに携帯メールで、そしてスマホからツイッターでと、私たちが誰かに伝えたくてうずうずしている気持ちを乗せて発信するツールは年々変遷していきますね。今後私たちはどんなツールを使って「あけおめ」を発信していくのでしょうか?とても興味が湧いてきます。

 ところで2013年の日本のネット事情はどうなることでしょう? 今私が期待しているのは政治の場でのソーシャルメディアの活用です。この夏の参議院議員選挙では選挙期間中のネット利用が解禁されるのではと噂があります。それによって政治に関する話題が、より多くの人の間でもっとオープンに語り合えるようになるといいと思っています。その結果「政治家」と「国民」の関係性が大きく変わるはずです。それはここ数年私たちが実感してきたようにソーシャルメディアの普及によって、マスメディアと生活者、メーカーと消費者の関係が大きく変化したように。国民が本当に熟考して選んだ政治家が十分に力を発揮できるような環境がソーシャルメディアの力で実現するといいですね。このテーマは今年ずっと注目していこうと思っています。